![]() 吸入器
专利摘要:
なしなし 公开号:JP2011509772A 申请号:JP2010543421 申请日:2009-01-19 公开日:2011-03-31 发明作者:イーソン,ステファン,ウィリアム;ハーマー,クエンティン,ジョン;ワチテル,ヘルバート 申请人:ベーリンガー インゲルハイム インターナショナルゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング;ベクチュラ デリバリー デバイセズ リミテッド; IPC主号:A61M13-00
专利说明:
[0001] 本発明は、請求項1または6の前文による吸入器に関する。] [0002] 本発明は、ある用量の吸入調合物を含む、複数のブリスターポケット(ブリスターとも呼ばれる)を有するブリスターストリップから、粉末形状の吸入調合物を運搬するための吸入器に関する。] 背景技術 [0003] 英国特許出願公開第2 407 042 A号は、捲上したブリスターストリップを有する吸入器について開示している。当該吸入器は手動で操作される、枢動可能な作動装置を備え、これはブリスターストリップを段階的に移動させるための運搬装置を操作する。当該作動装置は穿孔装置および関連する口金を支持する。当該作動装置に旋回させることによって、ブリスターストリップは前方に移動され、ブリスターストリップのブリスターポケットを次々に穿孔することができる。患者が息を吸う時、気流は以前に穿孔したブリスターポケットを通過し、その結果、ブリスターポケット内の吸入調合物は空気と混ざり、患者に放出される。] [0004] 本発明は、受動吸入器(すなわち、患者または使用者が息を吸って気流を発生する吸入器であって、吸入調合物を運搬し、所望のエアロゾルを生成する吸入器)に関する。] [0005] 患者が口金または任意の他の末端部をその口内に入れて息を吸う場合、気流は当該吸入器を通じて吸われ、エアロゾルを生み出し、当該吸入調合物をエアロゾルとして放出する。気流が当該吸入器を通じて流れる際、圧力降下が当該吸入器の内部で起こる。この圧力降下は時間当たりの流量および流速によって決まる。その流動抵抗は、特定の流速における圧力降下の平方根に関連する量を表す。本発明では、用語「流動抵抗」は、吸入の最中に(すなわち、当該吸入調合物のエアロゾルの発生を伴って)、空気が当該吸入器の口金または任意の他の末端部から吸われる際に起こる抵抗を意味する。] [0006] 推進体、ポンプ、空気ポンプ、または任意の他の圧力発生器、もしくは圧縮または液化した気体等の能動的手段がエアロゾルを発生する能動吸入器とは対照的に、受動吸入器は通常、患者または使用者に対してより高い流動抵抗を有する。このことは、エアロゾルの発生がエネルギーを必要とし、それ故、受動吸入器内にて個別の流動抵抗をもたらすという事実に起因する。それにもかかわらず、患者または使用者への吸入を促進するために、両方の種類の吸入器内で可能な限り流動抵抗を低く保つことが過去の開発の目的となっていた。] [0007] 本発明の目的は、放出特性を最適化した吸入器を提供することである。] [0008] 上の目的は、請求項1または6による吸入器によって達成される。有利な実施形態は下位請求項の主要部である。] [0009] 本発明の1つの態様は、当該吸入器の流動抵抗が増加することである。具体的には、当該吸入器は少なくとも75,000Pa1/2s/m3の流動抵抗を有する。これは、現在の種類の過去の吸入器よりも著しく高い。このような吸入器は通常、わずか約60,000Pa1/2s/m3の流動抵抗しか有さない。] [0010] 増加した流動抵抗は、当該吸入器の最適化した放出特性をもたらす。より高い流動抵抗が原因で、患者または使用者は、合計の吸入時間が増加するようによりゆっくり息を吸う。具体的には、より高い流動抵抗によって、患者または使用者がゆっくり息を吸うことがより容易になる。このことは、本能的呼吸ならびに意識的呼吸に当てはまる。従って、口および咽頭の領域内でより低い流速を達成することができ、このことは、当該吸入調合物の肺沈着の割合が増加するように、この領域内でエアロゾル粒子(吸入調合物)のより低い固着をもたらす。] [0011] 本発明の別の態様は、当該口金が流動抵抗を増加させる挿入部を備えることである。これは、非常に単純な構造が、特に、非常に容易かつ費用効率の良い方法で以前の構造における所望の流動抵抗を適合させることを可能にする。] [0012] 本発明のさらなる態様は、空気の供給経路の最小の断面積がその供給気流を制限するか、および/または当該ブリスターの開口部より小さいことである。そのため、画定した流動特性を保証すること、および特に、開いたブリスターポケットの穿刺した蓋における、異なる開口部の大きさの影響を回避することが可能である。] [0013] 本発明の別の態様は、気流の迂回経路の最小の断面積が、供給経路の最小の断面積より小さいことである。その迂回経路は当該ブリスターポケットを迂回する。その供給経路は当該ブリスターポケットに接続される。従って、当該ブリスターポケットを通じて高い流速を保証して当該吸入調合物を運搬し、当該吸入調合物を脱塊して非常に効率的な方法でそのエアロゾルを発生させることが可能である。] [0014] 本発明のなおさらなる態様は、当該平均(流)速が、供給経路および迂回経路の混合領域内または供給経路の末端にて、39l/分の合計流量で少なくとも50m/sであることである。このことは、所望の流動特性を有するエアロゾルの良好な脱塊および発生を保証する。] 図面の簡単な説明 [0015] 本発明のさらなる態様、特長、特性、および利点が、特許請求の範囲および次の好適な一実施形態の記述の中に図面を参照して記載されている。下記の図面が示されている。] [0016] 口金蓋を有さない吸入器の略断面図である。 閉じた口金蓋を有する吸入器の略部分表示である。 口金および穿孔部材の領域内における吸入器の拡大断面図である。 穿孔側から見た、挿入部を有する穿孔部材の斜視図である。] [0017] 図面において、たとえ繰り返した記述が省略されている場合であっても、同じ参照番号は同一部分または同様部分に対して用いられる。特に、同一または対応する利点および特性もその後生じるか、または達成されてよい。] 実施例 [0018] 図1は、吸入器1の略断面図を示す。] 図1 [0019] 吸入器1は、帯形のブリスターストリップ2から粉末状の吸入調合物を運搬する役割を果たす。ブリスターストリップ2は有限であり、無限環または閉環を形成しない。それは、一回分の遊離した吸入調合物をそれぞれ直接含む大多数のブリスターポケット3を有する。従って、当該調合物はあらかじめ計量されている。] [0020] 吸入器1は、閉じた(封止した)ブリスターポケット3を有する、依然として未使用のブリスターストリップ2のための貯蔵器4を有する。ブリスターストリップ3は、貯蔵器4の中で捲上または巻上される。代表例では、貯蔵器4は、ブリスターストリップ2を外へ移動するか、または貯蔵器4から可能な限り容易に引き出すことができるように形成される。] [0021] 代表例では、ブリスターストリップ2は貯蔵器4の中で直接受容される。しかしながら、これの代わりに、カセット、容器、ドラム、またはそのような種類のものを、ブリスターストリップ2とともに、吸入器1または貯蔵器4に適合させるか挿入することができる。] [0022] 吸入器1は、それぞれのブリスターポケット3を開けて空にすることができる、開口部および/または除去位置6にブリスターポケット3を連続的に供給するために、各容器の中の1つのブリスターポケット3の側にある矢印5aの方向への、ブリスターストリップ2の段階的な前方移動のための輸送器5を有する。] [0023] 好ましくは、位置6でそれぞれ整列したブリスターポケット3の蓋を穿刺または切開する穿孔部材7を用いて、ブリスターポケット3をそれぞれ開けることが出来る。穿孔部材7は中空であり、かつ吸入器1の隣接する口金8と流体接続している。] [0024] 吸入の最中または間に、患者または使用者は口金8を口内に入れて息を吸う(図示せず)。その中に穿孔部材7が延在しているそれぞれ開いたブリスターポケット3は、その結果吸い込むことにより空になる。外気の気流9は吸い込まれ、遊離した粉末10(当該吸入調合物を形成し、口金8の下方にある実際に開いたブリスターポケット3の中でのみ図1に概略的に示されている)が吸い込まれた外気とともにエアロゾル雲11として口金8を通じて分配されるように、開いたブリスターポケット3を通過する。この状況は図1に概略的に示されている。] 図1 [0025] 吸入器1は、手動で作動可能な、吸入器1の外被12aに枢動可能に搭載されるレバー様の作動器12を有することが好ましい。穿孔部材7および口金8は、作動器12に取り付けられ、当該作動器によって支持される。] [0026] 作動器12は、穿孔部材7に、口金8の下方にある位置6内でそれぞれ整列したブリスターポケット3の蓋を穿刺させるように操作可能(枢動可能)である。] [0027] 作動器12が図1に示される位置から(ここでは反時計回りに)図3に示される部分的に開いた位置に旋回する際、穿孔部材7は最後に穿孔されたブリスターポケット3から引き抜かれる。] 図1 図3 [0028] その後、ブリスターストリップ2は1つのブリスターポケット3によって前方に移動され、そして次のブリスターポケット3は位置6の中で移動される。このことは後ほどより詳細に説明される。] [0029] 作動器12が図1に示される位置内に戻って旋回する、すなわち、手動で後ろに移動される場合、ブリスターストリップ2の次の整列したブリスターポケット3は穿孔部材7によって穿刺され、それによって開けられる。その後、次の吸入を行うことができ、すなわち、吸入器1は作動される。] 図1 [0030] 吸入器1は、ブリスターストリップ2の使用済み部分を受容または保存する受容空間または受容装置13を有する。受容空間または受容装置13は、使用済み部分を捲上することができるように形成される。図1は、本質的に満杯の貯蔵器4、および、さらに本質的に空の受容空間13を伴う状況を示す。] 図1 [0031] 輸送器5は輸送輪14を備え、これはブリスターポケット3の間に係合し、ひいては形態固定または形態適合の様式でブリスターストリップ2を輸送することができる。これは、所望のおよび/または必要に応じた、ブリスターストリップ2の非常に堅牢または正確な移動または指標付けを可能にする。] [0032] 輸送器5またはその輸送輪14は、貯蔵器4と受容装置13との間に、具体的には除去位置6と受容装置13との間に、このようにブリスターポケット3の排出の後に配列される。] [0033] 作動器またはレバー12の旋回軸は、輸送輪14の回転軸と同軸である。具体的には、作動器またはレバー12は、輸送輪14の心棒によって支持されてよい。] [0034] 吸入器1は口金蓋15を備える。口金蓋15は、吸入器1の基本原理のみを説明する図1には示されていないが、吸入器1のより現実的だが依然として概略的な断面図を示す図2には示されている。図2は閉じた口金蓋15を有する吸入器1を示し、そこで、ブリスターストリップ2は例解の目的のために部分的に省略されている。図3は、完全に開いた口金蓋15を有する吸入器1を示す。] 図1 図2 図3 [0035] 口金蓋15は、図2および図3に示されている蓋軸16の周辺で枢動可能であり、本図内の描画平面に対して垂直に延在している。] 図2 図3 [0036] 作動器12の旋回軸は、蓋軸16に対して、または当該蓋軸と同軸に延在している。輸送輪14の回転軸は、蓋軸16および作動器12の旋回軸に対して同軸に延在している。] [0037] 輸送器5またはその輸送輪14は口金蓋15によって、つまり口金蓋15の枢動によって駆動される。具体的には、口金蓋15が開かれる際、ブリスターストリップ2は前方に移動される。口金蓋15の開口移動の一部のみが、ブリスターストリップ2を前方に移動させるように、輸送器5またはその輸送輪14を作動または操作することが好ましい。] [0038] 開口移動の第1段階で、例えば約10°、20°、または30°の第1の角度まで、図2に示される完全に閉じた位置から始まって口金蓋15が開かれる場合、ブリスターストリップ2は、口金蓋15と輸送輪14との間にあるそれぞれの自由回転装置(図示せず)が原因で移動されない。] 図2 [0039] 最初に、以前に穿孔しかつ通常/既に空になったブリスターポケット3から穿孔部材7を引き抜くために、作動器12を移動または開口する必要がある。当該作動器のこの開口移動を手動で行うことができる。しかしながら、作動器12は口金蓋15を開く際に自動的に開口する。具体的には、第1の角度まで口金蓋15を開くことができる。口金蓋15がこの角度(例えば、約20°)に到達する場合、作動器12は図2に示される開いた位置へ、特に付勢手段またはバネ手段(図示せず)または同様のものによって自動的に開く。しかしながら、作動器12がその開いた位置または第1の角度に到達するまで、作動器12は開口移動の第1段階で口金蓋15と連帯して(例えば、歯止め機構、バネ、または同様のものによって)移動するということも可能である。] 図2 [0040] 作動器12の開いた位置は、穿孔部材7が外部に曝されないか、および/または、任意の潜在的な外部影響を回避または少なくとも最小化するために、吸入器が完全に開口されないように設定されることが好ましい。] [0041] 作動器12の開いた位置を制限するために、作動器12の開口部または旋回軸の範囲は、口金蓋15の1つより小さいか、および/または、好ましくは多くて20°に、特に約10°以下に限定される。] [0042] しかしながら、作動器12はその開口位置内に限定されないが、口金蓋15の範囲までは、特に口金蓋15と連帯して開口または旋回することができるという可能性もある。] [0043] 口金蓋15のさらなる開口(第2段階)の最中に、輸送器5またはその輸送輪14は、空にされることになる次のブリスターポケット3に向かっている1つのブリスターポケット3によって、ブリスターストリップ2を移動または指標付けするように作動される。このブリスター移動は、口金蓋15の完全な開口まで起こることが好ましい。] [0044] 口金蓋15が完全に開けられる、すなわち、その末端位置に到達する時のみ、ブリスターストリップ2の移動は、それぞれの機構(図示せず)によって設定または固定されるか、および/または、当該口金蓋の移動から分離され、次のブリスターポケット3を穿刺のために位置6内に保持する。しかしながら、口金蓋15が二度と完全に開閉されない場合、その後、ブリスターストリップ2は後方へ移動される。このことは、吸入器1の操作を容易にし、特に、口金蓋15の不完全または意図されたものでない操作がブリスターストリップ2の所望でない移動をもたらし、最終的に次のブリスターポケット3の所望でない開口をもたらすことを予防する。] [0045] 口金蓋15が完全に開けられているか、または第1の角度に戻って旋回されているか、あるいは、最後に穿孔されたブリスターポケット3が位置6に戻されている場合のみ、開いた作動器12を再び閉じることができるように錠(図示せず)が設けられることが好ましい。それ故、ブリスターポケット3の有無にかかわらず、ブリスターストリップ2の領域に対して穿孔部材7を押すことができない。] [0046] 口金蓋15が完全に開けられており、次のブリスターポケット3が位置6内で移動されている場合、既に整列し、依然として閉じたブリスターポケット3を穿孔するために、作動器12を旋回して戻す、すなわち閉じることができる。その後、吸入器1は吸入の準備ができている、すなわち、既に記載したように作動される。] [0047] 吸入後、口金蓋15をその閉じた位置へ旋回して戻すことによって、吸入器1を閉じることができる。] [0048] 上記のような、または任意の他の適切な様式で口金蓋15の移動によって輸送器5またはその輸送輪14を操作するために、既に述べた自由回転装置と適切な伝達、滑りクラッチ、もしくは任意の他の適切な連結または同様のものを通じて、口金15は輸送器5と、具体的には輸送輪14と連結される。] [0049] 好ましくは、当該自由回転装置、伝達、連結または同様のものは、輸送輪14またはそれぞれの心棒へ統合されるか、それに隣接して配置される。] [0050] 好ましくは、口金蓋15は、当該作動器および/または輸送輪14の心棒または軸を軸方向に保護する。] [0051] 図3は、拡大断面図において、当該口金および開いたブリスターポケット3を除去位置6内に有する穿孔部材7を示す。穿孔部材7は、口金8に接続される挿入部17を備え、具体的には、口金8の出口空間または管18の中へ延在することが好ましいということが分かる。] 図3 [0052] 吸入器1または口金8は、それを通じて外気の気流9が流れ込むことができる、少なくとも1つの、ここでは多数の空気用開口部19を備えることが好ましい。] [0053] 穿孔部材7と口金8、および/または挿入部17は、開いたブリスターポケット3を通じて流されている空気用の供給経路20と、加えて、ブリスターポケット3を迂回する空気用の迂回経路21とを形成する。経路20および21は両方、口金8またはその出口管18の内部で、および/または、それぞれの流れが経路20および21を通じて混ざる混合領域にて終わることが好ましい。] [0054] 特に、空気用開口部19を通じて進入する気流9は、開いたブリスターポケット3を通じて流れる供給気流23内に分断され、その後供給経路20を通じて、迂回経路21を通じて流れる迂回気流24に分断される。] [0055] 図3は、空気が流れる際のエアロゾル発生を概略的に示す。開いたブリスターポケットを通じて流れる供給気流23は、当該吸入調合物(粉末10)を輸送し、口金8またはその出口管18の中に、具体的には当該調合物が迂回気流24と混合する混合領域22へ流れ込む。従って、エアロゾル雲19は、図3で概略的に示されているように発生される。] 図3 [0056] 本実施形態では、穿孔部材7は、図3に、および、図4による穿孔部材7の斜視図に示されているような、2つの穿孔要素25および26を備えることが好ましい。] 図3 図4 [0057] 第1の穿孔要素25は、図3に示されているように、第1のブリスター用開口部(入口開口部)をブリスターポケット3の蓋27内に形成する役割を果たす。第2の穿孔要素26は、図3に概略的に示されているように、別個の第2のブリスター用開口部(出口開口部)を蓋27内に形成する。従って、供給気流23は、第1の開口部を通じて流れ込み、第2の開口部を通じて流れ出すことができる。当該第2の開口部は、穿孔部材7および/または挿入部17の内部に流路28によってここで形成されることが望ましい供給経路20に流体的に接続される。この流路28は、本実施形態では混合領域22に対して開いている。] 図3 [0058] 本実施形態では、迂回経路21は1つの、好ましくは多数の流路または溝29を通じるか、または、当該流路または溝によって形成され、好ましくは挿入部17によって形成され、混合領域22に通じる。具体的には、溝29は口金8の出口管18によって徹底的に保護される。しかしながら、他の構造上の解決法が可能である。] [0059] 挿入部17は穿孔部材7に隣接して配置される。具体的には、穿孔部材7は挿入部17を形成または保持するか、あるいは逆もまた然りである。] [0060] 好ましくは、挿入部17は、口金8またはその出口管18の内部で形態固定して保持される。しかしながら、他の構造上の解決法も可能である。] [0061] 穿孔部材7は、図3に示されているように、作動器12および/または口金8と接続される。具体的には、穿孔部材7は、開かれるブリスターポケット3に向かって突出および延在している穿孔要素25、26とともに本質的に板状である。] 図3 [0062] 好ましくは、吸入器1は、少なくとも75,000Pa1/2s/m3の流動抵抗、特に少なくとも90,000Pa1/2s/m3の流動抵抗、より好ましくは96,000Pa1/2s/m3以上の流動抵抗を有する。その流動抵抗は、穿孔部材7および/または挿入部17によって画定または設定されることが好ましい。] [0063] 当該流動抵抗は、当該流速で割った圧力降下の平方根の商である。例えば、4,000Paの圧力降下は39l/分の流速において、97301Pa1/2s/m3の流動抵抗をもたらす。] [0064] 従って、比較的遅い吸入を実現することができる。具体的には、たとえ患者または使用者が本能的にのみ息を吸う場合であっても、その吸入の持続時間を延長することができるか、および/または、口金8またはその出口管18を通じた比較的低い流速または流率を達成することができる。] [0065] 好ましくは、供給経路20の(ここでは流路28の)最小の断面積は供給気流23を制限するか、および/または、当該ブリスター用開口部より小さい(ここでは、当該第1または第2のブリスター用開口部のうちより小さいものより小さい)。このことは、十分に画定した流動抵抗および流動特性の画定または供給を可能にする。具体的には、当該流動特性は、1つのブリスターポケット3から次のものまで変化し得る、1つまたは複数の開口部の実際の大きさに依存しない。] [0066] 好ましくは、迂回経路21の(ここでは、溝29の断面積によって形成されている)最小の断面積は、供給経路20の最小の断面積より小さい。従って、(全体の)気流9の大部分は供給経路20を通じて導かれる。言い換えると、供給気流23は、迂回気流24より大きい流速を有することが好ましい。] [0067] 具体的には、迂回経路21の最小の断面積は、供給経路20の最小の断面積の多くて80%、好ましくは70%である。従って、迂回気流24の流速は、供給気流23の流速より著しく低い。このことは、好ましくは高い流動抵抗と結果として生じるより低い平均流速を考慮して、合計の流速が比較的低い点で特に重要である。] [0068] 別の態様によると、当該平均速度は、39l/分以下という比較的低い合計の流速でさえ、少なくとも50m/sであることが好ましい。この平均流速は、具体的には少なくとも55m/s、好ましくは約60m/s以上である。この「平均流速」は、混合領域22内、または供給経路21の末端(ここでは、流路28の出口)での流速を意味する。] [0069] 当該好適な高い平均流速は、粉末10(吸入調合物)の改善した脱塊をもたらす。具体的には、当該平均流速は以前の構造内より著しく高い。] [0070] 図3は、非常に概略的にのみ、具体的には原寸通りでなく、可能性のある構造を示すということに留意する必要がある。他の構造上の解決法は壁として可能である。] 図3 [0071] 流路28は、図3に示されているように、その出口端に向かって先細になり得る。しかしながら、流路28は、本質的に一定の内径または断面積または漸減もその反対方向に有し得る。] 図3 [0072] 流路28は、断面が円筒形または円形であることが好ましい。しかしながら、流路28は楕円形でもあり得る。同じことが出口管18および/または口金8に要求される。] [0073] 好ましくは、供給経路20(流路28)の出口、および迂回経路21(溝29)の出口は、可能な限り近くに配置される。具体的には、中間壁または環状壁30は、供給経路20および/または迂回経路21の出口に続く混合領域22に向かって、可能な限り薄く形成される。] [0074] 本実施形態では、迂回経路21は、その1つまたは複数の出口とともに、その好ましくは中心に配列した供給経路20/流路28を半径方向に包囲する。しかしながら、外部の構造上の解決法が可能である。] [0075] 本実施形態では、多数(例えば、4つまたは6つ)の流路または溝29が迂回経路21を形成する。しかしながら、他の構造上の解決法が可能である。例えば、断面内またはその出口端にて本質的に環状または楕円状であるか、または2つの半環出口または同様のものを形成する流路によって、迂回経路21を形成することができるだろう。] [0076] さらに、他の穿孔要素25、26、および/または、穿孔要素25、26の配列を用いることができるということに留意する必要がある。] [0077] 好ましくは、吸入器1は携帯型であり、機械的にのみ動作し、および/または手持ち型である。] [0078] 好ましくは、用語「ブリスターストリップ」および「ブリスターポケット」は、当該調合物のための容器または大量貯蔵さえ伴う他の種類の保存手段も含めるように、非常に広い意味で理解されたい。] [0079] 1吸入器 2ブリスターストリップ 3ブリスターポケット 4貯蔵器 5輸送器 5a前方移動 6 開口位置および/または除去位置 7穿孔部材 8口金 9気流 10粉末 11エアロゾル雲 12作動器 12a外被 13受容装置 14輸送輪 15口金蓋 16 蓋軸 17 挿入部 18出口管 19空気用開口部 20供給経路 21迂回経路 22混合領域 23供給気流 24迂回気流 25 第1の穿孔要素 26 第2の穿孔要素 27 蓋 28流路 29 溝 30 壁]
权利要求:
請求項1 ある用量の吸入調合物を含む、複数のブリスターポケット(3)を有する好ましくは帯形のブリスターストリップ(2)から前記吸入調合物を運搬するための吸入器であって、好ましくは、前記ブリスターストリップ(2)の段階的な前方移動のための輸送器(5)と、好ましくは、整列したブリスターポケット(3)の蓋(27)を穿刺する穿孔部材(7)と、口金(8)と、を備え、前記吸入器(1)は、開いたブリスターポケット(3)からそれぞれの用量を放出し、それを外気とともにエアロゾル雲(11)として運搬するために、吸入の最中に息を吸うことによって外気の気流(9)を吸い込むことができるように設計され、前記吸入器(1)は少なくとも75,000Pa1/2s/m3の流動抵抗を有することと、および/または、前記口金(8)は前記流動抵抗を増加させる挿入部(17)を備えることと、を特徴とする吸入器。 請求項2 前記吸入器(1)は、少なくとも90,000Pa1/2s/m3、好ましくは約96,000Pa1/2s/m3の流動抵抗を有することを特徴とする、請求項1に記載の吸入器。 請求項3 前記挿入部(17)は、前記吸入器の前記穿孔部材(7)に隣接して配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の吸入器。 請求項4 前記挿入部(17)は、前記口金(8)またはその出口管(18)の内部に形態固定して保持されることを特徴とする、先行請求項のうち1つに記載の吸入器。 請求項5 前記挿入部(17)は前記穿孔部材(7)を形成または保持するか、あるいは逆もまた然りであることを特徴とする、先行請求項のうち1つに記載の吸入器。 請求項6 好ましくは先行請求項のうち1つに記載の、ある用量の吸入調合物を含む、複数のブリスターポケット(3)を有する好ましくは帯形のブリスターストリップ(2)から前記吸入調合物を運搬するための吸入器であって、好ましくは、前記ブリスターストリップ(2)の段階的な前方移動のための輸送器(5)と、好ましくは、整列したブリスターポケット(3)の蓋(27)を穿刺し、それによってブリスター用開口部を形成する穿孔部材(7)と、好ましくは、口金(8)と、開いたブリスターポケット(3)に流体的に接続可能な、あるいは、前記穿孔部材(7)に接続されるか、または前記穿孔部材(7)によって形成される供給経路(20)と、外気のための迂回経路(21)と、を備え、前記吸入器(1)は、吸入の最中に息を吸うことによって、開いたブリスターポケット(3)および前記供給経路(20)を通じて、好ましくは、外気の供給気流(23)が、前記迂回経路(21)を通じて吸われた外気の迂回気流(24)を伴う好ましくは前記口金(8)の内部にある混合領域の中で混合される、それぞれの用量を放出する前記口金(8)の中に外気の供給気流(23)を吸い込むことができるように設計され、前記供給経路(20)の最小の断面積は、前記供給気流(23)を制限するか、および/または前記ブリスター用開口部より小さいことと、前記迂回経路(21)の最小の断面積は、前記供給経路(20)の最小の断面積より小さいことと、および/または、その平均流速は、前記混合領域(22)内、または前記供給経路(20)の末端部にて、39l/分の合計流量で少なくとも50m/sであることと、を特徴とする吸入器。 請求項7 前記迂回経路(21)の最小の断面積は、前記供給経路(20)の最小の断面積の多くて80%、好ましくは約70%以下であることを特徴とする、請求項6に記載の吸入器。 請求項8 前記平均流速は、39l/分の合計流量で少なくとも55m/s、好ましくは約60m/sであることを特徴とする、請求項6に記載の吸入器。
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公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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